イベントバー型ビジネスモデルについて

SNS界隈で話題のイベントバーという飲食店業態について話したいと思います。

イベントバーとは、お酒を提供するBARにおいて、イベントを開催するバーのことを指します。
細分化すれば、キリが無いのですが、1日店長・〇〇オフ会・年越しイベントなどの、あるオーガナイザー(イベント主催者)を中心としたイベントが開催されるバーです。

関東だけでなく、全国的に増えつつあるなぁと感じております。(2020年1月時点)

整理します。

◆イベントバーのメリット
・立地が不便でも集客できる
・集客人数が0になりにくい
・身内集客が多いため、客単価が高い (シャンパンプレゼントなど)
・イベント開催がそのままオーガナイザー誘致に繋がっている
・コミュニティ同士の重なりが発生し、広く集客が行える
・オーガナイザー同士の恩返しがある(イベントバーのコミュニティ化)

◆デメリット
・レンタルスペースが最大の競合 (集客ができるオーガナイザーが利益を最大化する場合)
・嫌がらせの対象になりやすい (不特定多数の来店が可能なため)
・売上が安定化しない (イベントごとに振れ幅が大きい)
・コミュニティ商圏が被るとパイの食い合いになる (オーガナイザーの奪い合い)
・来店ユーザーの所得の低さ (BARに払える金額が月次3万円以上あるか 可処分所得)
・オーガナイザーからの金額交渉が個別に発生する

◆これからのイベントバー業態
集客能力があり稼ぐ力のあるオーガナイザーは、レンタルスペースなどを活用したイベント開催を行っていきます。
収容できる客数のキャパシティが大きく、会場までのアクセスが近くなるためです。

同一コミュニティにおいて、複数のイベントバーがオーガナイザーの奪い合い囲い込みを行うようになります。
イベントを主催する能力のあるオーガナイザーが枯渇し、定例イベント化 or 素人の起用 が進みます。
「名物バーテンがいるBAR」と同じような業態になっていく。

ガールズバーやキャバクラなどは、一部の客の支払う金額が大きく、それで成り立っています。
しかし、イベントバーの客単価はそこまで大きなものではなく、さらには継続性・反復性もありません。(継続・反復させるためにはオーガナイザーを続投する必要性がある)

◆差別化方法・改善方法
・バー収益とは別の目的設定(コミュニティを作ることが目的)
・バー以外の環境・施設を活用したイベントの開催
・不特定多数のユーザーが来れない”ハードル”を設ける
・風俗経営許可の取得
・競合他社が参入しづらい領域へのアプローチ(ニッチ市場)
・個人情報収集とその活用(デジタルマーケティング)
・無償化とバックエンド商品を用意
・サブスクリプション制度の導入(月額課金による飲み放題など)

私自身、高級クラブ・都心のライブハウス・オカマバー・風俗営業店舗に関わったことがあり、飲食店開業コンサル会社の役員を務めておりまして、その上での見解です。
経営している株式会社soosでは、レンタルスペース事業にて、スペースマーケットでパーティーカテゴリにて16週連続1位を獲得し、ルーキー賞もいただいております。

一時期、イベントバーの運営を検討した時期があったのですが、総合的に判断してやめました。
この業態は薄く・長く稼ぐことができますが、太く稼ぐことが難しいビジネスモデルです。
イベントバー業態に限らず、不特定多数の客が来訪する飲食店業態は懸念事項が多く、保険加入や毎日の欠品確認・セキュリティなどが課題となります。

日本は今まで以上の速度で少子高齢化が進んでいくため、飲食店市場の縮小がより一層加速していきます。
コミュニティのあり方は、IT関連(主にVRやMRの分野)によって多様化が進んでいくでしょう。
差別化方法や改善方法を検討しましたが、イベントバー決行まで至りませんでした。

◆無償イベントを開催することにしました

アイデアとアルコール

結果、無償かつレンタルスペースを活用したアイデアソンイベント「#アイデアとアルコール」を行うことにしました。
場所代・お酒代・その他経費はsoosが費用負担しており、参加費完全FREEです。(食事は持参いただくようにしています)
まだ開催は2回ですが、徐々に盛り上がってきています。
ブランドの立ち上げって大変ですね💦
思った以上に集客・広報宣伝のコストが発生しています。

このイベントの開催目的は、株式会社soosの広報宣伝ビジネスパートナーの発掘ビジネスチャンスの模索 です。

アイデアというものは、素人や無経験の人こそ素晴らしいアイデアを出す傾向にあります。
それは、経験則や知識による偏見(バイアス)が無く、純粋に世の中の事象を捉えられているからなんですね。
単純にお酒が好きな人・人と交流がしたい人・ビジネスチャンスを探している人などなど、どんな人でも大歓迎です。

渋谷のおしゃれな場所で、タダでお酒が飲めて、異業種交流ができる<場>ですので、ご友人・同僚などをお誘いの上、お気軽にご参加ください。
詳細・参加方法についてはこちらから

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